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ぶくろのいぶくろ その8

今日はmamo社長とランチ。
久々に池袋を開拓しよう。

昔ベトナム人の女の子にお熱を上げていたタレー太郎。
ひさしぶりのベトナム料理だ。

池袋最強のベトナム料理。「フォーベト」
その呼び声は高い。

池袋西口。池袋の税務署の近く。
マレーシア料理のマレーチャンのはす向かい。
その店はあった。

人の気配の途絶えた少々古めかしいビル。
さっそく潜入開始だ。

4F。エレベーターの扉が開く。
なんと、ウェイティングの客でエレベーターホールは満員。
突如として現れた喧騒。行列で店内を垣間見ることもできない。
後からきた男子大学生たちは度胆を抜かれ、エレベーターから出ることなく脱落していった。

客が勘定を済ませ出ていくとその人数分、列はジリジリと進んでいく。
ああ、これは随分待ちそうだ。
客は立教大学の女子大生、中国人、ベトナム人など。池袋の場所柄、当たり前といえば当たり前か
もしれないが、ベトナム人が食べにくるとすると、かなり期待できそうだ。

mamo社長:
「あれさ、ドイツ人のシュナイダーとかってさ、あれ、直訳すると”切る人”だからね。。シュバ
インシュタイガーという名選手がいるんだけど、直訳すると、”豚に昇る人”だよ。」という豆知
識にクスリとしながら順番を待つ。

20分ほど待ち、なんとか席に着く。
中は意外と広く、テーブルもしっかりしている。
おなかのすき具合はシュバインシュタイガーなくらい絶好調だ。

ランチCセットを注文。(750円。13時過ぎからは100円引き)
フォーガーとカレーのセットだ。
おお、これは!

つるりとしてもっちり。フォーガー

つるりとしてもっちり。フォーガー

かつてホーチミンにいたときに飽きるほど食したフォーの味だ。

現地ではこれにへんてこな雑草のような薬草ハーブと黒と赤の調味料をいれるが、まぁそれはなく
てもよい。タイのクイッティアオよりもモチモチ感があり、スープの味もしっかりとしていてアッ
サリしている。うまい。

セットについているカレーも懐かしさ満点だ。

ホーチミンに住んでいたころ、ミンさんという方のおうちにお邪魔して、日本語を教える代わりに
昼ごはんをごちそうしてもらっていた。そのときによくカレーが出てきたのだが、そのカレーの
味がした。

ミンさん、元気だろうか。
彼の母は亡くなる直前、こういったそうだ。

「実はな、言っていなかったけれど、お前の父さんは日本人なんだ。いつか父さんが帰ってくるか
もしれない。それまでにお前は日本語を勉強しておくんだよ」

店の窓から吹き込む涼しい風に交じって、ホーチミン市民の乗り回すホンダ(オートバイのこと)
のほこりっぽい音が聞こえたような気がした。

 

 

 

 

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