この猛暑には辛いものが食べたくなる。
大通りから離れたところに
韓国家庭料理の店を発掘した。
「自起屋 (ジキヤ)」
ちょっとイケメン韓流アイドルみたいな店長が微笑みながら
冷たくキンキンに冷えたおしぼりをくれる。
おお、これは気持ちいい。店内も心地よく涼しい。
スンドゥブチゲを注文。
爽やかにはにかみながら店長は微笑む。
ところが。。。
料理は微笑みも涼しさも吹き飛ぶようなものが運ばれてきた。
まるで、釜茹で地獄か、血の池地獄。。
真っ赤なおどろおどろしいマグマがグツグツと煮えたぎっている。
これを食べるんだよね。。
やってしまった。
こんな激辛スープ、、、
食べたら身体がどうにかなってしまうだろう。
そうか、さっきの爽やかな微笑みは、
“ほほう。あんたいっちゃうのね。ふふふ”っという不敵な笑いだったのか。
恐る恐る口へマグマを運ぶ。。
でーはんみんごっ!どどっどどっどっ!
お!?
うまいぞ。
思ったよりも辛くない。
魚貝のアサリ、豆腐がいい味を出している。
身体がほんのりと温かくなり、暑さが和らいだ。
辛いと思うから辛い
暑いと思うから暑い
いや、そんなことはないか。。
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