曲がり角から突然秋がやってきて
坂道をブレーキをかけずに下る自転車のような一週間だった。
数週間前の猛暑が遥か昔のことのように思える。
池袋の喧騒を一歩路地に入ると異国の町が現れる。
不思議なカフェに出くわす。
サクラホテルのオープンカフェ。
外国人バックパッカーがオープンカフェで
日本のサブカルチャーライフを満喫している。
外国からみた日本とは、サブカルチャーのるつぼだ。
アニメ、ボーカロイド、フィギュア、ロボット、キャラクターグッズ。。
どれをとっても、世界における影響力は計り知れない。
サクラホテルはインターナショナルなゲストハウス的な安ホテル。ここはどうやら海外のガイ
ドブックに紹介されていて年間110カ国からゲストがやってくるらしい。
一階奥にはネットカフェ。
若い学生たちが
思い思いのひとときを過ごしている。
メニューをみると、見たことのない摩訶不思議メニューがずらり。
チェブヤップというセネガルの炊き込み御飯。
セネガルというと、、アフリカだ。
チェブは「肉」、ヤップは「米」らしい。
チェブヤップが来た。
想像していたより優しい味。
じゃがいも、人参、チキン、パプリカ、ナスが入っていて、コンソメ野菜スープのスー炊き込
んだような味だ。キャベツが柔らかく煮て入っている。野菜の甘さの味だ。
ちょこんと乗っているライムを搾っていただく。
これは、うまい。
味が濃過ぎない。
遥か遠くの国の料理なのに
初めて食べる料理なのに
どこか懐かしい。
料理とは、ちょっとの工夫で
七つの海を越えた世界へも、
懐かしいあの頃へもゆける
世界から東京へ集まってくる外国
東京から外国へ広がっている世界
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