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結局宅録に必要なマイクとは!??

結局宅録に必要なマイクとは!??

こんにちは!皆川です。

最近、何人かミュージシャンの仲間から宅録の機材について相談があったり、私自身も今まで詳しいエンジニアさんなどに相談したりしています。

ライブや、スタジオに集まってのリハなどが難しくなり、オンラインでのセッションやレッスンがどんどん現実的になってきて、そもそも音源をデータでやりとりしての楽曲制作は当たり前のこのご時世ですので、「宅録ができる」ということは全ミュージシャンにとっての最優先課題なのかもしれません。

弊社の主力事業であるナレーション収録も同じことが言えるので、フリーランスのナレーターさんなどにも当てはまるでしょう。

当然ながら機材というのはそれぞれの環境があるので一概には言えなく、ネットの情報だけでは判断が難しいというのが正直なところ。

流通できるクオリティの音質を目指すのか、あくまでラフ音源としての用途でよいのか、レッスンやリアルタイムの配信を目指すのか、という用途にもよりますし、部屋で音がどれくらい出せるのか、防音・吸音ができているのか、という録音環境も大きな要素です。

ちなみに個人的には機材選びは最終的に「値段と見た目!」って思っていたりします(笑)


(こうゆう楽器だとなかなか自宅で演奏・録音するのは大変かもしれませんね)

宅録に最低限必要な物は
・DAW(LogicやCubase、Pro Toolsなどコンピューター上で音楽を制作するためのツールですね)
・オーディオインターフェース(マイクやmidiキーボードで入力した音をパソコンに取り込み、再生するための装置)
・スピーカー、またはヘッドフォンなど
・マイク(または楽器とケーブル)


(背中にも音符マークが入っていて、音楽好きなことがうかがえます)

前置きが長くなりましたが、今日はその中で“マイク”のお話。

「マイク、何買ったらいいんだろう…」「コンデンサー?ダイナミック?」「楽器用?歌用?」

これに関しては様々な意見があり、そのどれも正解ではあるのですが、一つだけ答えはあって、それは
「定番を持っておく」
ということなんですね。

正直、どんなにこだわっても所詮宅録なので、本格的なレコーディングスタジオのクオリティを目指すのは難しいですし、先述したように特に防音や吸音の環境が整っていないとそのマイクの特性も活かしきれないでしょう。

というわけで早速まず一つ。

NEUMANN(ノイマン) / U87Ai 
サウンドハウスで見る
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ナレーションの現場、ボーカルの収録、どのレコーディングスタジオでも必ずと言っていいほどお目にかかるのがこちらです。
過去〜現在まで数々のレコーディングで使用されており、この音を基準に良し悪しを判断する、と言っても過言ではないでしょう。

けどこれ…高い、ですよね?

正直これから宅録を始める人にとっては手を出しづらいものだと思います。

そこで、私自身が愛用しており、エンジニアさんによっては「これ一本あれば十分」とするマイクがこちら。

SHURE(シュアー)/ SM57 
サウンドハウスで見る
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こちらは先ほどのU87Aiと大きく違う点は、値段ももちろんですが、ダイナミックマイクという点です。

コンデンサーマイクは感度が高く、レンジも広いので繊細な音も拾うことができますが、それだけに高価で取り扱いが難しいのです。(湿気に弱いなど)

つまり、防音や吸音の整ってない自宅で楽器やボーカルの音を録るという用途に絞ると、必ずしもそれほど高価なものではなくてもよい、ということになるのかな、と思います。

そういえばちょうど、私自身の演奏で恐縮ですが面白い比較動画がありました。
(正確にいえば同じ状況ではないので全く比較になっていないですが…)

こちらはレコーディングスタジオでU87Aiを使用しています。(…5年前というのにびっくり)


(サックスはPeluso 22 47、こちらも高級マイクです…)

そしてこちらは先日自宅でSM57を使って録音したガットギターでの演奏。


(サックスはSM58。57と並んでボーカルなどで使用される超定番です)

それぞれデュオとバンドなのでミックスの方向性も違いますが、同じイントロですので違いはわかりますでしょうか?

やはりU87Aiで録った音の方が迫力のある音に聞こえると思います。

ただ、自宅で録ったほうも自分としては必要な音が十分に録音できているかな、と思いますし、正直これを聞く限りそれなりにいい感じに聞こえてくるのでは?(と、自分に言い聞かせつつ)

と、いうわけで、かなり両極端なオススメマイク紹介でしたが、いかがだったでしょうか?

一応私としては宅録なら「SM57があれば十分!」と言いたくて記事を書き始めたのですが、結果として「いつかU87Aiが欲しい…」という欲望がダダ漏れとなる結果となってしまいました。

ちなみに、U87Aiほどの予算がなくても、この辺りはコンデンサーマイクの定番としてエンジニアさんもオススメしてくれて、私も気になっているマイクですので是非チェックしてみてください!

AKG (アーカーゲー)/ C414 XLII
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audio technica(オーディオテクニカ)/ AT4050
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