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十周年社長ブログ【Vol.9】インカメラVFX始めます!!

十周年社長ブログ【Vol.9】インカメラVFX始めます!!

皆様こんにちは

アイ・ペアーズ株式会社「mamo社長」こと伊藤衛です。

先月は一回レギュラーの社長ブログがスキップとなり失礼致しました。

未だ中丸シオンさんが亡くなられたショックが完全には癒えておりませんが、今後も我々はシオンさんがそうであったように、明るく頑張っていかねばなりません。

本日は前を向いて進む回として直近の実績のお話を書こうかと思ったのですが、ここ数か月は手掛けている様々な大規模案件が作品の方針としてクレジットなしかまだ公開前のものばかりで、特に書けることがないという…。来週末の大規模イベントを弊社もお手伝いしているのですが、これが直近のトピックになりそうです。

代わりにちょっとした報告ですが、絶賛大人気放映中のニチアサ9時「暴太郎戦隊ドンブラザーズ」のOPに8月から自分の名前も出ていますので、もし良かったらご確認いただければ幸いです。

さて、本日の本題です。

先日9/15に事業再構築補助金の第6回公募の採択結果公表がありまして、無事弊社の応募も採択決定となりました。

弊社として今回の補助事業で考えているのは、弊社の得意分野であるモーションキャプチャー技術と3DCGキャラクターのリアルタイム制御を活用し、バーチャルカメラの特性をリアルカメラをトレースしつつ、実写とCGの有機的な合成を実現するために、インカメラVFX技術を導入するということです。

インカメラVFXって何?というかたは下記ページをご覧ください(外部サイト)。

https://docs.unrealengine.com/4.26/ja/WorkingWithMedia/InCameraVFX/InCameraVFXOverview/

上記のUnreal Engineサイトからの引用:

”インカメラ VFX は、ライブ アクションによる映像の撮影中にリアルタイム ビジュアル エフェクトを撮影するための驚くような新しい手法です。この手法では、LED ライティング、ライブ カメラ トラッキング、軸外し投影をともなったリアルタイム レンダリングの組み合わせを活用することにより、前景の出演者とバーチャルな背景をシームレスに統合します。インカメラ VFX の主な目的は、グリーン スクリーン合成の必要をなくし、最終的なピクセルをカメラ内で作成できるようにすることです。高品質なリアルタイム ビジュアル エフェクトを制作するうえでの課題の 1 つは、すべてを同時に実行するためにテクノロジーを同期することです。”

ざっくり簡単に言うと、幾つか手法はありますが「バーチャル背景中で行われる俳優(キャラクター)の演技をカメラで撮影し、リアルタイムで合成する」ということになりますでしょうか。

最近では、「マンダロリアン」や大河ドラマ「鎌倉殿の13人」で使われている最新の撮影手法ですね。

ちなみに今回弊社が導入するのは、光学式リアルタイムカメラトラッキングシステムmo-sys StarTrackerです。
これを使って弊社でどんな新しいことが出来るのか、今からとても楽しみです。

折角補助金をいただけるわけですから、日本のデジタルコンテンツを更に素晴らしいものにするため、とことんStarTrackerを研究して参ります。

導入の詳細は本ブログでご報告して参りますので、どうかお楽しみに!
それではまた次回!!

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