8月の下旬の東京のお祭りが終わると、いつものように、秋のけはいがやってくる。
毎年タレー太郎は東京のスーパーよさこいという祭りで舞う彼らをファインダー越しに見続けている。
スーパーよさこいは、衣装がどのチームも斬新でカラフル。
そして和風。ダンスにはキメがあり、写真としてとても見栄えがするのだ。
音楽のメロディーはよさこいの伝統的な節回し。これにダンスミュージックのアレンジがほどこされている。伝統文化と若者文化の心地よい粋な融合。
エネルギッシュに踊る老若男女。彼らは原宿の町のあちらこちらでパッション全開のパフォーマンスを繰り広げる。これほどまでに弾けた祭りはないかもしれない。
今日のぶくろのいぶくろは、池袋というラーメン激戦区に挑戦状をたたきつけた熊本ラーメンの老舗、「桂花」。
熊本ラーメンといえば、とろとろに煮込まれた煮豚とキャベツという、不思議な材料が乗る豚骨ラーメン。 ターロー麺。980円。
なかなかのボリュームだ。中太ストレート麺とコクがあるがあっさりとした豚骨スープ。
ここにトロトロに煮込まれたこってり煮豚と生のさっぱりとしたキャベツが、ラーメンどんぶりの中で踊っている。互いに相容れないもの同士が一つのスープに溶け合っている。
こってりとあっさりを同時に楽しむことができる。
伝統の中に粋を見出す。
スーパーよさこいと熊本ラーメンは煮たもの、おっと、似たもの同士なのかもしれない。
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